黒子からヒーローに 一世一代の美技で高まるレスター岡崎の世界的評価

米メディアからも上がった、オーバーヘッド弾への感嘆の声

 レスターの日本代表FW岡崎慎司が14日のプレミアリーグ第30節ニューカッスル戦の前半25分に、FWジェイミー・ヴァーディからの折り返しをオーバーヘッドキックで合わせるスーパーな一撃でチームの決勝点を挙げた。これまで前線での圧倒的な運動量でチームを活性化させてきた地味な黒子役が、ついに「ヒーロー」になったと評価されている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 相手DFとヴァーディの頭を経由してやってきたビッグチャンスで、岡崎は一世一代の美技を決めた。泥臭さを信条とするサムライのこれまでの黒子役としての苦労が、ついに報われたという。

「彼のホーム初得点を決めるために、見事な直感を見せた。今シーズン、これまでの数え切れないほどの称賛されない貢献の後、ついにヒーローとなるにふさわしい活躍を見せた」

 岡崎はこう評価されている。これまではゴールを量産するイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの良き相棒として前線での強烈なプレッシング、絶え間ない動き出しでスペースを生み出す働きなどでチームに貢献してきた。縁の下の力持ちとして貢献を続けてきた岡崎だが、ド派手なオーバーヘッドキックによって眩いスポットライトを一身に浴びることになった。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング