ミラン番記者が称える本田の犠牲的精神 劣勢を凌ぐ守備面の奮闘は「ファンタスティック」

低調な0-0ドローのキエーボ戦でも光った、本田の献身性

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、13日の敵地キエーボ戦で右サイドハーフとしてフル出場を果たした。試合は0-0と上位進出を狙うミランにとっては手痛いドローとなったが、長年ミランを見つめてきた番記者からは、劣勢のチームを支えた背番号10の守備面での奮闘を「ファンタスティック」と評価する声が出ている。

 地元テレビ局「7ゴールドTV」のパウロ・ヴィンチ記者は、キエーボ戦でのミランについて次のように印象を語っている。

 「ミランは酷かったが、本田は素晴らしかった。前半は(GKの)アッビアーティとともに本田は最優秀選手だった。チームは劣勢だったので、守備的なタスクを果たすためによく自陣に戻った。チームのために犠牲になってプレーをしていた。守備から攻撃へ向かうカウンターでもいい起点になっていた。本田は本当にファンタスティックだった」と分析している。守備面や、守から攻のスイッチ役としても機能性を示していたと絶賛されている。

 一方、直接FKなど今季2ゴール目を決めるチャンスもあった本田の攻撃面についても、ヴィンチ記者は高く評価している。

 

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