2選手加入のリバプール、英メディアが“新布陣”を予想 南野拓実の名前は見当たらず
英メディアは、マネをトップ下に起用した4-3-3の布陣を提案
リバプールは18日にスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを獲得し、19日にポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの加入を発表した。英メディア「GIVE ME SPORT」は、2人の有力選手獲得後のリバプール布陣を予想している。
今夏の移籍市場で動きが静かだったリバプールだったが、プレミアリーグの開幕戦を終えて2人の即戦力を獲得。バルセロナやバイエルンでも活躍し、実績も十分な29歳のチアゴ、そして数多くの名ウイングを輩出してきているポルトガルのアタッカーであるジョッタが加入したプレミア王者は、どのような顔ぶれで戦うことになるのだろうか。
「GIVE ME SPORT」は将来的に2選手が先発の座を確保すると考え、ボランチが2枚の4-3-3システムを予想。ブラジル代表GKアリソンと最終ラインの4人は変わらないとして、中盤の底ではチアゴとファビーニョ、もしくはイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがドイス・ボランチを組んだ。
そして、トップ下にセネガル代表MFサディオ・マネが入り、右ウイングにエジプト代表FWモハメド・サラー、左ウイングにジョッタ、1トップにブラジル代表FWフィルミーノを入れている。今年1月にリバプールに加入した日本代表FW南野拓実の名前は見当たらない。
ゴールを挙げられていないフィルミーノについて、記事では「攻撃的MFよりも、現在のポジションがあっているだろう。ブラジル人は十分にゴールを挙げていないと批判されるが、偽9番の役割をこなし、他の3人が走り込む背後のスペースを作り出している」と、その動きを評価した。
また、ここまでFWでプレーすることの多かったマネをトップ下に入れたことについても、「一見すると、攻撃的MFでの起用は奇妙に思うかもしれない。だが、ここは彼にとって完璧なポジションだと思う。フィルミーノが下りて来た時、大きなスペースが背後にはできる。ボールを受けてからDFを打ち倒せるマネにとって、完璧な役割であり、中央にいるため、右にも左にも行ける」と、その理由を記している。
新たな選択肢を得たユルゲン・クロップ監督が、どのような選手起用を見せるかはまだ分からない。だが、プレシーズンで良い結果を残している南野が、早い段階でしっかりと存在感をアピールできるかは、今後のキャリアでも大きな意味を持ってきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)