メッシよりC・ロナウドをマークする方が「楽勝」 イタリア代表DFが二大スターを比較

異次元のメッシ 「指を重ねて祈るしかない」

 ユベントスのイタリア代表DFジョルジオ・キエッリーニが世界最高の名手2人を比較。バルセロナFWリオネル・メッシよりもレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドをマークする方が「楽勝」と分析している。衛星放送「ユーロスポーツ」で語ったもの。

「対戦相手を知り尽くすことは基本中の基本だ。選手個人についてもだ。相手の特徴というものを理解する手助けになる。クリスティアーノ・ロナウドは右足で中央に切り込むプレーを防ぎながらマークする必要がある。メッシに関しては、指を重ねて祈るしかない」

 31歳のストッパーはFIFA年間最優秀選手の座を分け合ってきたメッシとロナウドの決定的な差について言及している。右利きながら左サイドを主戦場とするロナウドは、今季リーガ得点ランク首位の27ゴールを量産している。ピチーチ賞(リーガ得点王)に突き進んでいる稀代のゴールマシーンを食い止めるには、右足からスタートするカットインに注意することが対策になると明かしている。

 一方、2年連続のバルサの三冠に突き進む天才メッシに関しては対策は存在しないという。「神に祈るのみ」と名手は語っている。

「ジョークは別にしても、どの選手にも個性がある。こんな分析は必要なんだ」

 冗談めかしてみたキエッリーニだが、当代の両雄と呼ばれるロナウドと比較してもメッシは異次元の存在のようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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