“ローマの王子”トッティがレアルサポーターの盛大な拍手に感激 「これ以上のことがあるかい?」

去就問題に揺れる10番が、敗色濃厚の敵地でのCLレアル戦に途中出場

 39歳になった永遠の王子に、スタンディングオベーションが沸き起こった。8日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の第2戦で、ローマはレアル・マドリードと敵地サンチャゴ・ベルナベウで対戦した。この試合で0-2、2戦合計0-4と敗退が濃厚になった後半29分、ピッチ横で交代出場するMFフランチェスコ・トッティに対し、スタンドから盛大な拍手が起こった。

 レアルのサポーターなりのリスペクトの表現だったのだろう。かつてレアル移籍にも近づいたことがある男は、ローマ一筋のキャリアを築いてきた。元日本代表MF中田英寿氏も在籍した2000-01シーズンにはチームの中心選手としてリーグ優勝も経験。それが、現在のところローマの最後のリーグタイトルだ。イタリア代表でも「10番」を背負い、06年ドイツワールドカップ優勝など数々の栄光を手にしてきた。

 イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ここでイタリア人選手がスタンディングオベーションを受けるのは、2008年に2得点した後の元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロ(当時ユベントス)と、2013年に対戦した際のMFアンドレア・ピルロ(当時ユベントス)の2人以来だとしている。

 トッティは試合後にイタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」のインタビューにも応じている。

 

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