敵将の”ミスター・マリノス”も俊輔FK弾に脱帽 「素晴らしいFKにやられた」

福岡を率いる井原監督 後輩に決められた同点弾を称賛

 横浜F・マリノスの元日本代表MF中村俊輔が、5日のJ1ファーストステージ第2節の敵地アビスパ福岡戦で、芸術的な直接FKから貴重な同点弾を決めた。鮮やかな同点弾に、現役時代に「ミスター・マリノス」と呼ばれた福岡の井原正巳監督も、「素晴らしいFK」と脱帽している。直接FKによるゴールはJリーグ通算21得点目とし、自らが持つFK記録を更新した。試合は1-1で引き分けている。

 1点ビハインドの後半37分に「背番号10」に見せ場がやってきた。MF齋藤が突破を試み、ゴール左約25メートルの位置でファウルを受けた。直接FKのチャンスでボールをセットしたのはキャプテン中村。壁の位置を確認すると左足を振り抜いた。カーブのかかったキックは4枚の壁を越え、右ポストをかすめてゴールに吸い込まれた。華麗な同点弾に、敵地レベルファイブスタジアムに詰めかけたサポーターも大興奮となった。

 ファンタジスタの一撃で試合は1-1の同点に終わったが、敵将は潔かった。

「後半、中村選手の素晴らしいFKでやられてしまった」

 

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