マンU史上初のEL制覇に燃えるファン・ハール 「タイトルは4位よりも価値がある」

公式戦4連勝と復調のマンU 指揮官がEL制覇への意欲を語る

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、混戦を極めるプレミアリーグでの上位進出よりUEFAヨーロッパリーグ(EL)での戦いを重視し、クラブ史上初のタイトル獲得に意欲を燃やしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ユナイテッドはリーグ戦28試合を消化し、勝ち点47の5位。首位レスターとは10ポイント差で、リーグタイトルへの道のりは厳しくなったが、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位で、1試合消化の少ないマンチェスター・シティとは同勝点で並んでいる。一方、カップ戦ではELでベスト16、FAカップでは準々決勝進出。成績不振で批判を浴び、監督交代のニュースが連日報道されるなか、指揮官は今季の目標を次のように語った。

「我々のターゲットは、ELで勝つこと。マンチェスター・ユナイテッドはELを優勝したことがない」

 欧州最高峰の戦いであるCLを3度制した(前身のチャンピオンズカップを含む)ユナイテッドだが、EL(前身のUEFAカップを含む)では優勝経験がない。オランダ人指揮官は「マンチェスター・ユナイテッド、そしてファンにとってもファンタスティックなことに違いない」と語り、クラブのコレクションに新たなトロフィーを加えることを熱望していた。EL優勝チームには来季のCL出場権が与えられることもあり、プレミアリーグのトップ4よりもカップ戦優勝のプライオリティーは高いと主張した。

 

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