浦和監督、日程変更による“ジレンマ”明かす 「やりながら適応しないといけない」

浦和レッズの大槻監督が会見【※画像はスクリーンショットです】
浦和レッズの大槻監督が会見【※画像はスクリーンショットです】

本来はアグレッシブな戦いを志向も…「環境がなかなか許さないところもある」

 浦和レッズの大槻毅監督は、21日のトレーニング後にオンライン記者会見を実施。現在のチームに少しずつ成長している部分を感じつつも、社会情勢の変化に伴いJリーグの日程が大きく変わったことによるジレンマがあることも明かした。

 大槻監督は「毎試合、勝ち点は取りたい。内容に関しては、なかなか安定して毎試合出るかというとそうでもないし、サッカーは相手がいるので自分たちがやりたいことをやらせてくれる相手だったらいつも簡単だけどそうではない。相手のことをしっかりリスペクトはするが、あまりそこに重きを置かないように、自分たちに重きを置いてやろうということは続けていきたい」と語った。

 その自分たちのやりたいことという点で、今季はクラブが掲げた3年計画の1年目というタイミングであり、1月と2月に行われた沖縄県でのトレーニングキャンプから4バックに取り組み、プレッシングからのショートカウンターという方向性のサッカーを作ろうとしてきた。それについて「今最初に目標を掲げた時点ではスケジュールで言うとオリンピックがあり、それまでにリーグ戦21試合が終わる予定だった。『それであればこういったサッカーでそこに取り組みましょう』という絵は描いた」と話している。

 しかしその後、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大で社会情勢は大きく変化した。本来であれば多くの試合があったはずの3月から6月は全く試合が行われず、今は過密日程を戦っている状況にある。そうしたなかでは、当初に描いていた目標の姿に対して現在の姿がどうであるかという見方が難しい面があるという。

「今このスケジュールや試合の間隔、そして試合が始まった時期。現状は特に暑熱下で、そういった状況でまだ11試合しかリーグが終わっていない。そういうところで言うと、初めに掲げた目標と今やっているサッカーの環境が大きく変わってしまっているので、暑熱の中でどうやるかというところも含めてやりながら適応しないといけない。8月下旬でもう9月が見えているが、まだ11試合しか戦えていない。そういうこともあり、『最初の目標設定と今はどうか』という問いにはなかなか答えづらいところもある」

 実際には「2月に表現しようとして思っていたアグレッシブな戦いを表現する場面は増やしたいが、環境がなかなか許さないところもある。その回数は増やしていきたいし、やるたびに賢くみんなで意識を統一して向かうようなところになっていくのかな」と話すように、臨機応変な対応を求められている部分も現実にある。

 それでも大槻監督はプレッシングについて「一つひとつの判断が良くなってきているし、前線にはスイッチを入れろと言っている。行かないという判断はせず、とにかく行く。行けない時にどうするかを共有するという話はしている」と、あくまでもチームの中で重要な戦術であることを話した。その完成度をどう高めていくかは、3年計画の中でも重要なポイントということになりそうだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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