無欲のメッシがリーガ得点王へ驀進! 盟友スアレスと6点差の3位に浮上
ラージョ相手に貫禄のハット! チームも35戦無敗の新記録を樹立
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、3日のラージョ・バジェカーノ戦でハットトリックを決める活躍を見せ、5-1の勝利に貢献した。昨年9月に左膝じん帯部分断裂で約2カ月間離脱していたが、リーグ通算19得点と終盤戦に向けてスパートをかけている。チームとして2年連続の三冠獲得にひた走るスーパースターは、3年ぶり4度目のピチーチ賞(得点王)という個人タイトルに向けても猛追している。地元紙「マルカ」は、「彼はお前のすぐ後ろに! メッシがピチーチ賞の有力候補に迫る」と特集している。
バルサはラージョを一蹴し、公式戦連続無敗記録を35に伸ばした。1988-89シーズンにレオ・ベーンハッカー監督時代の宿敵レアル・マドリードが記録した34試合連続無敗を抜き、スペイン新記録を樹立。無敵の強さで2年連続三冠に突き進むバルサだが、この日は千両役者が輝いた。
前半23分にネイマールのラストパスからメッシが左足でバルサのこの日2点目を決めると、後半8分、後半27分とゴールを重ねた。メッシは現在22試合で19ゴール。得点ランキングで同僚のブラジル代表FWネイマールの18得点を抜き、3位のレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマの19得点に並んだ。
得点ランク1位はバルセロナのルイス・スアレスで25得点。2位のレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドは23得点。「この2人はロサリオ生まれのエースに対して、十分な点差を享受しているように見えるが、『ラ・プルガ』の決定力と卓越した得点技術は完全に(ピチーチ賞獲得が)不可能ではないことを意味する」と記事では分析されている。
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