鳥栖、新型コロナ10人陽性で活動自粛を発表…公式戦延期か 「クラスターを起こした認識」
鳥栖は金明輝監督に加え選手6人、スタッフ3人の計10人の陽性が判明
サガン鳥栖は12日、新型コロナ感染症に新たに選手6人、スタッフ3人の計9人に陽性反応が出たと発表した。すでに陽性反応が出ていた金明輝監督も加えると10人の陽性反応を確認。この日開催予定だったルヴァンカップ・グループステージ第3 節サンフレッチェ広島戦は中止となっていた。これを受けて、クラブはウェブ会見を実施した。
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鳥栖は11日、金明輝監督に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たと発表。8日の昼から体調に異変を感じ、9日の朝は36.4度だったものの、倦怠感を確認。夜に38度の発熱があり、10日にPCR検査を受けて11日の午後3時に陽性判定を受けていた。保健所の指導のもと、スタッフ3人の濃厚接触者を隔離。このスタッフ3人は陰性だったものの、新たに選手6人、トップチームスタッフ3人の陽性が判明した。
選手は、6人中5人に体調不良や味覚・嗅覚障害等の症状はなかった。1人はのどの痛みを感じた程度だった。選手、スタッフ全89人が11日にPCR検査を受けて、12日は自宅待機となっていた。
そのなかで会見に出席した竹原稔社長は、保健所から「14日間の活動自粛のお願い」があったといい、25日までを目途にトップチームの活動自粛を発表。この日、ルヴァンカップ広島戦が中止となったが、週末の15日にはJ1第10節ホームのガンバ大阪戦、19日に第11節ベガルタ仙台戦(アウェー)、23日に第12節北海道コンサドーレ札幌(ホーム)が予定されており、今後Jリーグの判断として延期となる可能性が出てきた。
10人の感染者が出たことについて、竹原社長は「クラスターを起こしてしまったという認識。感染を広げないことがチームの再開にもつながる。選手・スタッフクラブ一同でより強固な自粛をしていく。行政の指導のもとで濃厚接触者の洗い出しを進めていきたい」と神妙な面持ちで話した。
(FOOTBALL ZONE編集部)