ピルロ新監督がユベントス大改革へ、放出を望む選手は? 代表クラスを一斉売却か
ウェールズ代表MFラムジーは週給3470万円の高額年俸がネックか
2020-21シーズンよりユベントスの指揮を執ることになった元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ監督は、早くも来季の戦力と戦力外を見定めたのかもしれない。英紙「デイリー・ミラー」は、ウェールズ代表MFアーロン・ラムジーら4選手が自由に新たなクラブを探せる状態になったと伝えている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
昨夏、ラムジーはアーセナルとの契約が満了を迎え、移籍金ゼロでユベントスに加入。ユベントスはマウリツィオ・サッリ監督の下、セリエAで9連覇を成し遂げたが、ラムジーはリーグ戦11試合の出場にとどまった。
ユベントスは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16でリヨンにアウェーゴールの差で敗れると、サッリ監督を解任。監督経験ゼロのピルロ氏を新監督に招いた。リヨン戦(2—1)の後半15分に最初の交代枠でピッチに立ったラムジーだが、この試合がユベントスの選手として最後のプレーになるかもしれない。
ピルロ新監督は、ラムジーをはじめ、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン、元ドイツ代表MFサミ・ケディラ、イタリア代表DFダニエレ・ルガーニ、そしてイタリア代表DFマッテア・ディ・シーリオといった選手の放出を望んでいると報じられた。
また、フランス代表MFブレーズ・マテュイディは10日、パリ・サンジェルマン(PSG)時代のチームメートである元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏がオーナーを務める米MLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミのメディカル・チェックを受けており、まもなく3年契約を結ぶという。
ユーベを離れるのは、マテュイディだけではない。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチは、バルセロナのブラジル代表MFアルトゥールとのトレードが発表された。それでも、ラムジーの前にフランス代表MFアドリエン・ラビオ、ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクール、さらにアルトゥールが優先されるとしている。
ラムジーは、ユベントスと週給25万ポンド(約3470万円)の契約を結んでおり、この高額年俸が移籍の妨げになるとも指摘される。高額年俸を支払い、ラムジーの獲得に名乗りを上げるクラブが現れるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)