“マルセロ従兄弟”のJリーガー、古巣フルミネンセへの訴訟に海外注目「法廷に向かう」

FC琉球在籍時のMFハモン【写真:Getty Images】
FC琉球在籍時のMFハモン【写真:Getty Images】

昨夏にFC琉球へ加入したMFハモン、今季は鳥取に期限付き移籍中

 昨年夏にJ2リーグのFC琉球に加入したブラジル人MFハモンは、今年2月にJ3ガイナーレ鳥取へと期限付き移籍した。そんななか、ハモンが古巣フルミネンセに対し訴訟を起こしていると、ブラジルメディアは「マルセロの従兄弟が法廷に向かう」と大々的に取り上げている。

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 フルミネンセの下部組織で育ったハモンは、世界屈指の左サイドバック(SB)であるレアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロの従兄弟であり、19歳だった2018年にレアルへの期限付き移籍が決定。カスティージャでプレーする予定だったが、メディカルチェックで膝の負傷が判明し、移籍は白紙となった。そして19年7月にFC琉球に期限付き移籍。今年に入ってから完全移籍が成立し、鳥取へ“武者修行”することになった。

 そうしたなかブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「マルセロの従兄弟が法廷に向かい、クラブから23万4000レアル(約470万円)を請求」と見出しを打ち、金銭問題で古巣フルミネンセを相手に訴訟を起こしていることを取り上げている。

 記事によると、ハモンは下部組織から昇格してわずか1試合の出場にとどまり、その後は2020年2月にFC琉球へ完全移籍するまでは期限付き移籍の措置が取られていたが、その間6度にわたり給料未払いが発生しており、7万2200レアル(約145万円)の請求を筆頭に、計7項目の違反を訴えたという。

 また同メディアは、フルミネンセが今年に入っただけでもハモン以外に8選手から同様の問題で訴訟を起こされていることも説明。ブラジル屈指の名門として日本でもその名を知られるフルミネンセだが、給料の未払い問題は現地で大きな話題となっているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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