“日本撃破”の天才司令塔、海外メディアが絶賛 「スーパーサイヤ人になった」

ロシアW杯の日本戦でも活躍したベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ【写真:Getty Images】
ロシアW杯の日本戦でも活躍したベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ【写真:Getty Images】

ベルギーサッカー界のスター、シティMFデ・ブライネを母国メディアが特集

 2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)で日本代表の8強進出の夢を打ち砕き、いまや確固たる地位を築き上げた世界屈指のプレーメーカーがいる。ベルギーのテレビ放送局「RTL」は、同国代表MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)を「ベルギーサッカー界のスーパーサイヤ人」と絶賛した。

 記事では「昔々、ベルギーサッカー界のスーパーサイヤ人、ケビン・デ・ブライネがいた」と昔話風のタイトルが付けられ、これまでの功績に言及。「ケビン・デ・ブライネ、その名前を見ただけでベルギーのサッカーファンの背筋がゾクゾクする」と紹介している。

 現在29歳のデ・ブライネは、母国ヘンクで頭角を現し、ブレーメン、チェルシー、ヴォルフスブルクを経て、2015-16シーズンから強豪シティの主力としてプレーを続けている。

「彼のプレーを初めて見たのはヘンクだった。スパイクを履いているだけの迷子のティーンエイジャーのように見えた。バカにしたくなった。それから彼のプレーを見た。ソファーに座っていた自分のエゴが、その場で一蹴されてしまう。普通じゃない人間だとすぐに気づいた」

 素朴な雰囲気を醸し出していたサッカー少年は、順調にスターダムを駆け上がっていく。デ・ブライネの姿を日本の人気漫画「ドラゴンボール」に重ね合わせた。作品では主人公の孫悟空らサイヤ人が、急激に戦闘力を高めた状態である「スーパーサイヤ人」へと変貌するなか、「私たちの国の赤毛はスーパーサイヤ人になり、もう誰も理解できなくなった」と指摘し、いまや別次元の人間になったと表現している。

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