「中国へ忠誠心をシフト」 オスカル、“国籍変更発言”に海外反応「W杯へ迅速な解決策」
上海上港の元ブラジル代表MFオスカル、国籍変更の意思表明 「現時点で実現すべきことではない」
元ブラジル代表MFオスカルは2017年から中国スーパーリーグの上海上港に在籍しているが、国際サッカー連盟(FIFA)がもし国籍の規則変更を行った場合、中国代表入りに意欲を示していると発言し話題を呼んでいる。これに対し、海外メディアが「2022年ワールドカップ(W杯)の希望へと後押しするための迅速な解決策になる」と伝えるなど、反響が広がっている。
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2017年1月にプレミアリーグの強豪チェルシーから上海上港に移籍したオスカルは、中国スーパーリーグでここまで公式戦124試合に出場し、39ゴールを記録。助っ人外国人の代表格として確固たる地位を築いている。その一方で、ブラジル代表として2014年ブラジルW杯をはじめ47試合に出場しているものの、16年10月以降は招集を受けていない。
そんななか、オスカルはFIFAが国籍規則を変更した場合、中国代表としてプレーする意思があることを中国メディアで表明し、これに海外メディアも注目。衛星放送「ビーイン・スポーツ」は、「オスカルがブラジルから中国へ忠誠心をシフトする」と見出しを打って取り上げている。
一方、ブラジルメディア「Torcedores.com」は「現時点で実現すべきことではない」としつつ、「変更が許されることになれば、中国市民となり、ブラジルのパスポートを破棄することになる」と説明している。
また、UAE紙「The National」は「2022年のW杯の希望へと後押しするための迅速な解決策になる」と見出しを打ち、カタールW杯出場に向け、中国の“切り札”になる可能性に注目。国籍の規則変更が実現しなければ話は進展しないが、オスカルの“中国愛”は世界各国で反響を呼んでいた。
(FOOTBALL ZONE編集部)