ミラン名手、GKの頭上を射抜く“鋭角FK弾”にファン喝采 「クレイジー」「彼の得意技」
好調のミラン“10番”チャルハノール、アタランタ戦で華麗なFK弾を叩き込む
イタリアの名門ACミランは、新型コロナウイルスによる中断明け後7勝3分と好調を維持しており、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位に浮上。その原動力の1人となっているのが、直近10試合で5ゴール6アシストと猛威を振るうトルコ代表FWハカン・チャルハノールだ。現地時間24日の第36節アタランタ戦(1-1)では、角度のない位置から華麗なFKをGKの頭上越しに叩き込み反響を呼んでいる。
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チャルハノールはドイツのカールスルーエでトップデビューを果たし、当時からFKの名手として知られていた。その名を一躍轟かせたのが、ハンブルガーSVでプレーした2013-14シーズン。ドルトムント戦で約40メートルの距離から無回転のブレ球FKを叩き込み、大きな話題を呼んだ。その後レバークーゼンでも活躍。17年夏にミランへ移籍し、背番号10を託されている。
今季前半戦は思うようにゴールに絡めなかったチャルハノールだが、6月のリーグ再開後は絶好調。2位アタランタとの上位対決でも、前半14分に輝きを放つ。敵陣ペナルティーエリア脇の左サイドでミランがFKを獲得。ゴールまでの距離は約20メートルだが、直接狙うには難しい角度であり、中央へクロスを供給することも想定されるシーンだ。
相手の壁も2枚のみというなか、チャルハノールは右足を一閃。絶妙な軌道を描いたシュートは、アタランタGKピエルルイジ・ゴッリーニの頭上を破ってファーサイドネットを見事に揺らした。コース、スピードともまさに完璧な一撃。セリエA公式YouTubeチャンネルも、このゴールを「センセーショナルなFK!」と称えて動画を公開している。
コメント欄にはファンから「クレイジーなFKゴール」「チャルハノールが帰ってきた!」「FKスペシャリスト」「アメージング、絶対的なワールドクラス」「彼の得意技」「魔法」といった称賛の声が殺到。かつて“ブンデスリーガ最強キッカー”とも呼ばれたチャルハノールにとって、復活を印象づける一撃となった。