仏6部からEURO出場へ? レスターの”成り上がりボランチ”が描く美しき未来
プレミアで輝きを放つカンテ チームの首位躍進の原動力に
レスターのフランス人MFエヌゴロ・カンテは、今季開幕前までは無名に近い存在だったが、今やクラブに必要不可欠な存在に成長を遂げた。英地元紙「レスター・マーキュリー」では、注目を浴びる守備的MFについて特集。今やフランス代表のディディエ・デシャン監督が代表招集を真剣に考えているというカンテが、おとぎ話の主人公としてスターダムへの階段を駆け上がっていると紹介した。
カンテは、母国フランスのUSボローニュ(仏3部)の下部組織で育ち、2部リーグに在籍していた2012年にプロデビューを果たした。その後、仏6部相当に所属していたボローニュのリザーブチームで経験を積んだことで、12-13シーズンからは主力に定着した。
翌シーズンには2部カーンへ移籍して1部昇格に貢献するなど着実にステップアップ。そして、昨夏にはレスターのスカウトに見出され、プレミアリーグ初挑戦を果たした。
レスターでは今季、リーグ戦26試合で19得点を叩き出し、イングランド代表にも定着するなど大ブレイクを遂げたFWジェイミー・ヴァーディが話題となった。2011年には英5部相当のフリートウッド・タウンに所属していたストライカーは、今やプレミアで得点王争いトップを走り、リーグ首位を走る原動力となっている。
そして、カンテは今、ヴァーディに続いて新たなシンデレラストーリーの主役を演じている。
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