コロンビア代表FWファルカオがレアル・マドリード移籍から一転、マンチェスター・Uと電撃合意か!?

なりふり構わぬ赤い悪魔

 マンチェスター・ユナイテッドが、モナコのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオを期限付き移籍で獲得することで電撃合意に達したと、米スポーツメディアESPNを報じた。
 昨夏、移籍金6000万ユーロでアトレチコ・マドリードからモナコに移籍したストライカーは、今季の移籍市場最大の目玉選手となっていた。一時は、2000万ユーロという破格のレンタル料でレアル・マドリードへの移籍で合意に達したと現地でも報じられていた。
 ファルカオ自身も公式ツイッターでレアル移籍を一度は発表しながらも、その後削除して大騒ぎになっていた。「あれは合成写真だ」とツイートで釈明したが、英紙「デイリー•メール」の記者はファルカオの公式ツイッターで報告されたものであることを特定していた。
 記事によると、これからファルカオは、メディカルチェックと年俸などの交渉に入るもようだという。マンチェスター・Uは、今季ルイス・ファン・ハール新監督が就任後、公式戦で勝ち星がない。レアル・マドリードからアルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアを英国史上最高額の移籍金で獲得し、アヤックスからオランダ代表DFダリー・ブリンドも補強した。リーグホーム開幕戦で1972年以来の敗北を喫し、リーグカップ初戦で3部MKドンズに0-4で敗れるなど、数々の失態を犯してきた。それを挽回するために、名門はマーケットに大量な資金を投下し続けている。
 しかし、元イングランド代表MFでOBのポール・スコールズ氏は、今季欧州のカップ戦出場権を持たず、結果も出ていない現状で「マーケットでの競争力も失ってしまった」と嘆いている。ファン•ハール監督はMF香川真司をドルトムントに放出するなど、現状を打破するために大ナタを振るっている。オランダ人指揮官は移籍市場閉幕直前、なりふり構わぬ姿勢で勝負に打って出るだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング