久保がリーガ初の1試合2アシスト、外国人選手として今世紀「最年少」…“輝かしい”記録更新

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

セルタ戦で5-1大勝、データ分析会社「オプタ」が久保の2アシストに注目

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間6月30日、リーガ・エスパニョーラ第33節のセルタ戦に9試合連続でスタメン出場し、2アシストを含む4ゴールを演出。チームにとって今季最多得点となる5-1の快勝に大きく貢献した。データ分析会社「オプタ」は、久保がスペイン移籍後初の1試合2アシストを記録したことに注目。21世紀に入ってプレーした外国人選手として、最年少記録になったことを伝えている。

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 マジョルカはここまで、新型コロナウイルスの影響による中断からの再開後、1分4敗と勝利なし。残留圏内の17位セルタと勝ち点「8」差と危機的状況のなかで、ホームでの直接対決を迎えた。9試合連続のスタメン出場となった久保が最初にゴールに絡んだのは、1-0で迎えた前半27分だった。左サイドでFWクチョ・エルナンデスにパスを送ると、素早い切り返しから右足でゴールをゲット。エルナンデスが切り返した際に一度相手DFにボールを引っかけていることで久保にアシストはつかなかったが、好連係を見せる2人によって2点目が生まれた。

 さらに同40分、敵陣右サイドに開いてボールを受けた久保が仕掛けながら相手2人を引きつけ右足で中央へ折り返す。後方から飛び込んだMFアレハンドロ・ポソが正確なトラップから左足を振り抜くと、美しいカーブを描いたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、久保にアシストが記録された。

 後半も久保を中心にマジョルカの攻撃が機能。後半7分、敵陣右サイドでのパス交換から久保が相手2人を引きつけ、中央のMFサルバ・セビージャへパスを送ると、最後はゴール前に抜け出したFWアンテ・ブディミルが決めて、4-1とした。

 攻撃の手を緩めないマジョルカはさらに同15分、右サイドでキープした久保から中央のセビージャへパス。セビージャはゴールまで約20メートルの距離からコントロールショットを放つと、ゴール右隅を正確に射抜き、久保にこの日2つ目のアシストが記録された。

 この結果を受けて、データ分析会社「オプタ」公式ツイッターは、「タケフサ・クボは21世紀のラ・リーガの試合で、2つのゴールをアシストする最年少の外国人選手になった」と伝えた。6月4日に誕生日を迎えたばかりの久保は19歳と26日で、リーガ在籍の外国人選手としては今世紀最年少での1試合2アシストになったとし、同メディアは「輝かしい」と綴っている。

 今季最多の5ゴールでリーグ再開後6戦目での初勝利。1部残留へ17位セルタとの勝ち点差を「5」に縮めた。苦しい状況は続くが、久保がマジョルカ攻撃陣で絶対的な存在になっていることを強烈に印象づける快勝劇となった。

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