”永遠の王子”トッティに用意された来季ローマ幹部の座 現役続行かは会長との直接会談に一任

スパレッティ監督は発言に不快感示す

 下部組織からローマ一筋のレジェンドは出場機会の少なさに怒りを露わにし、ルチアーノ・スパレッティ監督との確執を明らかにしたことで、波紋が広がっている。21日のパレルモ戦ではベンチ外となり、指揮官は「トッティのような影響力のある選手がこのようなコメントを残せば、大問題になることは明確なはずだ。そういった意味で、私も怒りや不快感を感じている」とコメントを残していた。

 パロッタ会長は、渦中のトッティとの直接会談の準備を進めているという。

「数日の間にパロッタはローマにやってくる。すでに将来的なトッティのローマにおける立場は確約されている。問題は彼のピッチ上でのクオリティによる恩恵の方が、監督や強化幹部としての役割よりも大きいかどうかの判断だ。彼がローマで仕事をすることは間違いない。プレーを続けるかどうかは彼の選択だ。会長とこの件で話すだろう。我々が彼を戦力としてみなしていることは間違いない。毎日練習をしているし、今夜のパレルモ戦でもプレーすることになっていた」

 バルディッソーニ氏はこう語った。トッティほどの功労者の処遇はGMでも決められない様子だ。会長との直接会談で、ローマ永遠の王子が現役続行か否かの判断が明らかになるはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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