INAC仲田歩夢が明かすSNS報道の胸中告白 「思いが真っすぐ伝わらないのは寂しい」

INACで結果を残したいと決意を語った【写真提供:INAC神戸レオネッサ】
INACで結果を残したいと決意を語った【写真提供:INAC神戸レオネッサ】

「ヤングなでしこの時は上手く対応できず、落ち込んで嫌な思いもしました」

「まず、私はチームとしてマスクを販売するうえで、少しでもたくさんの人に使っていただけたらなと思って、投稿をしました。フォロワーの方に向けての発信、というのが前提です。記事にして頂くことで新たに知ってもらえて、応援してもらうきっかけになったりもするのでありがたい反面、興味がないし見たくないという方にまで意図しない形で広がってしまうのが、若干のデメリットだとも思っています。

 ヤングなでしこの時はまだ(19歳と)若くて、そういうことに上手く対応できず、すごく戸惑ったし、落ち込んでしまって正直嫌な思いもしました。でも、今は少し年齢も重ねて、一種の割り切りというか、そう言われても仕方ないのかなと。なかなか自分の思いがストレートに伝わらないのは寂しいですけど、私から入ってINACを知ってもらえたり、女子サッカーにこういう選手がいるんだと興味を持ってもらえたらいいと思います」

 なでしこジャパン入りが期待されてきた仲田は2019年1月、日本女子代表候補グループを対象としたなでしこチャレンジのトレーニングキャンプで、フル代表に関わる活動に初参加。しかし、その後は怪我の影響もあって招集されていない。周囲から「代表に入ってほしい」という声が多いと明かしつつ、まずはINACで結果を残したいと決意を口にする。

「応援してくださる方からしたら、一番そこ(なでしこジャパン)に入ってほしいというのがあると思います。ただ、私は代表入りがすべてじゃないとも思っていて、INACに所属している以上はチームのために勝ちたいし、点を取りたい。期待して頂いている分、時にそれが少しプレッシャーになったりもします(苦笑)。代表にたどり着くためにはやっぱりチームで結果を残すことが一番の近道なので、そこしかないですね」

 仲田はピッチ内外で試行錯誤を繰り返しながら、自身の成長と女子サッカー界の発展を願っている。

※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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