大黒柱ルーニー離脱の原因はファン・ハールの酷使!? またも見過ごした呪いのジンクスとは

膝の故障発覚まで10試合連続フル出場

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーは13日のサンダーランド戦でひざを負傷し、全治6週間の診断が下った。リーグ5位に沈む名門にとって、調子を上げていたルーニーの離脱は痛手となるが、エースには過去にもW杯や欧州選手権(EURO)といった国際大会直前に“酷使”されて離脱した経歴があった。ルーニーの悪夢再びについて、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 イングランドが誇るゴールゲッターは今季、ケガ人が続出するチームの中で試合出場を強いられた。ルーニーは負傷するまでの直近10試合はすべてフル出場しており、ケガを負ったサンダーランド戦でも90分間ピッチに立っていた。取材を受けたFIFAメディカルセンターのディレクターで、スポーツ医療のスペシャリストであるマイケル・デビッドソン氏は今回の負傷のプロセスについてこのように話している。

「接触がない場合のケガは、疲労が積み重なって身体に負荷がかかったことが原因となる。また過去の負傷歴は再発につながる危険因子。年齢に関しても同じことが言えます」

 ルーニーにとってイングランド代表として戦う国際大会は“鬼門”となっている。それはタイトルをいまだ獲得できていない点だけでなく、大会中やその直前に負傷してしまう点にもある。彼にとって初めての国際大会となったEURO2004では、準々決勝ポルトガル戦で左足中足骨を骨折する憂き目にあった。その後もW杯ドイツ大会前の06年4月に中足骨骨折、W杯南アフリカ大会前の10年3月には足首を痛めて、ギリギリで本大会に間に合わせる状況を経験している。

 

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