プレミア再開初戦でアクシデント ゴールラインテクノロジー作動せず開発会社が謝罪

シェフィールドの選手がマイケル・オリバー主審に抗議をする様子【写真:Getty Images】
シェフィールドの選手がマイケル・オリバー主審に抗議をする様子【写真:Getty Images】

アストン・ビラGKニーランが持ったボールはゴールラインを割ったように見えたが…

 プレミアリーグ再開初戦でゴールラインテクノロジー(GLT)がまさかの誤判定を起こした。現地時間17日に行われた第28節アストン・ビラ対シェフィールド・ユナイテッド戦(0-0)でGKが持ったボールがゴールラインを割ったにもかかわらず、システムが作動せずに主審がノーゴールと判定した問題で、GLTを手掛けるホークアイ社が謝罪した。英公共放送「BBC」が報じている。

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 約3カ月間の中断を経て、プレミアリーグがついに再開。再開初戦となるアストン・ビラとシェフィールド・Uの一戦で予期せぬアクシデントが発生した。

 0-0で迎えた前半42分、左サイドからのFKの場面でシェフィールド・UのMFオリヴァー・ノーウッドのクロスをアストン・ビラのノルウェー代表GKエルヤン・ニーランがキャッチ。ニーランは着地後にゴール左ポストに直撃し、バランスを崩してゴールネットとポストにもたれかかるような体勢となった。ボールは手に持ったまま離さなかったが、空中でゴールラインを越えたように見え、シェフィールド・Uの選手もゴールだと喜んだ。

 しかし、マイケル・オリバー主審は右腕に装着したデバイスを指差し、GLTの反応がないとしてノーゴールと判定。GLTの下ではボールがゴールラインを越えた場合に主審に分かるように信号が届くシステムだが、今回のケースではそれがなかったという。

 試合はその後もスコアが動かず、スコアレスドローで決着となった。シェフィールド・Uとしては煮え切らない結果となり、クリス・ワイルダー監督は試合後に「前代未聞、信じられない」とGLTの誤判定を非難した。

 GLTを開発したホークアイ社によれば試合前のテストで動作が確認されていたようだが、このアクシデントを受け「今回の件で影響を受けたプレミアリーグやシェフィールド・ユナイテッド、その他すべての皆様に全面的に謝罪する」とコメントを発表した。

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