マンU伝統の育成路線復活へ 黄金期を支えた名黒子がアカデミー新代表に就任

伝説の「1992年組」のバット氏が未来のスター選手育成を託される

 マンチェスター・ユナイテッドOBで、元イングランド代表MFニッキー・バット氏が”赤い悪魔”のエリート育成路線復活の切り札に指名された。デイビッド・ベッカム氏、ライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏らアカデミー出身の名手を輩出した伝説の”1992年デビュー組”の名黒子が、ユナイテッドのアカデミー(下部組織)の責任者に任命されたことをクラブが発表した。

 バット氏は1992年から2004年まで、ユナイテッドで公式戦387試合に出場。12年からU-19チームの指揮を執っていた。エド・ウッドワード副会長は、「ニッキーはこのクラブの財産で、彼の血液には伝統が息づいている。彼は必然の選択だ」と説明。2年間で460億円の補強費を費やしてきたファン・ハール政権だが、生え抜きの主力育成というユナイテッド本来の伝統復活に向けて、バット氏の手腕に期待している。

 現役時代にスーパースター軍団を、中盤の底で支えたバット氏自身も喜びの声を発表している。

「ユナイテッドの下部組織で学んだ人間としては、アカデミーを率いるチャンスを手にできたことは大きな名誉。未来のマンチェスター・ユナイテッドの選手を形成する価値観と態度を浸透させたい」

 情熱、エネルギー、経験を持って、”ユナイテッドイズム”を子どもたちに叩き込む方針を明らかにしている。偉大なるアレックス・ファーガソン元監督に見出されたバット氏ら92年組は、デビュー時に「ファギーの雛鳥」と呼ばれた。バットの雛鳥が、オールド・トラッフォードに羽ばたく日が楽しみだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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