中村俊輔、Jリーグ史に残る「25m芸術FK弾」 衝撃の弾道を導いた“5分前のミス”

盟友DF中澤も賛辞 「シュンのフリーキックがすべて」

 そしてディフェンスリーダーの元日本代表DF中澤佑二も、最高級の賛辞とともに勝利の要因に挙げた。

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「シュンのフリーキックがすべて」

 結果と空気を一瞬にして変えることのできる十八番は、スーパースターだからこその芸当だった。

 近年では15年ぶりに優勝した昨季、FW仲川輝人がハーフウェーライン付近から単独突破で決めた第31節・北海道コンサドーレ札幌戦(4-2)でのゴールがインパクト大。オリジナル10として一度もJ2に降格していないトリコロールの歴史は、スーパーゴールの数々で彩られている。

藤井雅彦

ふじい・まさひこ/1983年生まれ、神奈川県出身。日本ジャーナリスト専門学校在学中からボランティア形式でサッカー業界に携わり、卒業後にフリーランスとして活動開始。サッカー専門新聞『EL GOLAZO』創刊号から寄稿し、ドイツW杯取材を経て2006年から横浜F・マリノス担当に。12年からはウェブマガジン『ザ・ヨコハマ・エクスプレス』(https://www.targma.jp/yokohama-ex/)の責任編集として密着取材を続けている。著書に『横浜F・マリノス 変革のトリコロール秘史』、構成に『中村俊輔式 サッカー観戦術』『サッカー・J2論/松井大輔』『ゴールへの道は自分自身で切り拓くものだ/山瀬功治』(発行はすべてワニブックス)がある。

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