ローマの「21世紀ベスト11」を伊メディア発表 激戦のMF陣、前線トリオは順当な選出

ローマの21世紀ベストイレブンに選ばれた選手たち【写真:Getty Images】
ローマの21世紀ベストイレブンに選ばれた選手たち【写真:Getty Images】

両SBは優勝メンバー、中盤はデ・ロッシを軸に「テクニックと運動量のコンビ」

 イタリア・セリエAのローマは、元日本代表MF中田英寿が所属していた2000-01シーズンに優勝を果たし、21世紀最初の王者になった。その後はリーグタイトルから遠ざかっているが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、ローマの「21世紀ベストイレブン」を選出。中盤が激戦となった一方、前線は意外にもすんなりと決まったという。

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 ローマは21世紀に入ってからセリエA王者に一度しか輝いていないが、昨季までの間に2位が9回、3位が2回と、安定してリーグ内での強豪の地位を確保している。2006-07、07-08シーズンにはコッパ・イタリアも連覇した。

 そんな強豪クラブの守護神に選ばれたのは、現在リバプールで活躍するブラジル代表GKアリソンが選出された。所属した16年からの2シーズンの間にタイトルは獲得できなかったが、パフォーマンスの鮮烈さがそれを凌駕すると判断された。

 そして最終ラインは右サイドバックに元ブラジル代表DFカフー、センターバックのコンビはギリシャ代表DFコスタス・マノラスと元アルゼンチン代表DFワルテル・サムエルのコンビ、左サイドバックには元フランス代表DFヴァンサン・カンデラが入った。両サイドバックに関しては「異論がないだろう」と、00-01シーズンのリーグ優勝メンバーとなったが、センターバックに関しては「アウダイールも有力な候補で、フィリップ・メクセスはその少し下」とされた。

 中盤は3ボランチが形成され、中央にはローマの心臓とでも呼ぶべき元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが選出。両脇を固める選手には、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチと元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランで、「テクニックと運動量のコンビ」と称されている。

 一方で、元チリ代表MFダビド・ピサーロ、元オランダ代表MFケビン・ストロートマン、元ブラジル代表MFエメルソンに加え、元イタリア代表からはMFアルベルト・アクイラーニ、MFダミアーノ・トンマージ、MFシモーネ・ペロッタも有力な候補だったと記された。

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