チェルシーの悪童が古巣帰還? アトレチコ会長が今夏獲得の動きを認める

”元エース”コスタ獲得へ、「我々はできること全てを尽くす」

 アトレチコ・マドリードのエンリケ・セレーゾ会長が今夏にジエゴ・コスタ獲得に向かうと明言した。2013-14シーズンまで”ロヒブランコ(赤と白の意)”のエースとして活躍したスペイン代表ストライカーが、復帰する可能性が高まっているようだ。スペイン地元ラジオ局「カデナ・コペ」が報じている。

 セレーゾ会長は、コスタ獲得オペレーションについて「我々はできること全てを尽くし、チェルシーがなんと言うかを待つよ。これは我々が単独でどうこうできるものではないがね」と語り、クラブの元エース復帰に動いていることを認めた。

「我々は常にベストプレーヤーを獲得しようと試みている。ジエゴもそのうちの1人だ」

 アトレチコはこの冬の移籍市場で、昨夏にポルトから獲得したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを中国1部・広州恒大へ売却。移籍金は獲得時の3500万ユーロ(約46億円)を上回る、4200万ユーロ(約55億円)という破格のものだった。

 22試合出場でわずか3得点だったストライカーに見切りをつけたアトレチコは、13-14シーズンに27得点を挙げてクラブにリーグタイトルをもたらした大エースの復帰を目論んでいる。

 そのコスタは、チェルシー2年目の今季はコンディション不良や相手を挑発するピッチ上での蛮行ばかりに注目が集まるなど、ネガティブなイメージが先行している。放出の噂も度々伝えられている。アトレチコの会長が直々に獲得への関心を認めており、古巣復帰の可能性は高まっているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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