物理学に反した“不可能FK” 元ブラジル代表の一撃に再脚光…相手驚愕「冗談だろ?」

元ブラジル代表DFロベルト・カルロス【写真:Getty Images】
元ブラジル代表DFロベルト・カルロス【写真:Getty Images】

元ブラジル代表R・カルロスが10日に47歳誕生日、伝説の“急カーブFK弾”の映像公開

 元ブラジル代表DFロベルト・カルロスが10日に47歳の誕生日を迎えたなか、かつて「物理学に反したゴール」と称された“不可能FK”に再び注目が集まっている。対戦相手も「冗談だろ?」と驚きを隠せなかった急激カーブ弾の映像を海外メディアが公開している。

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 まさに衝撃の一撃だった。1997年にフランスでプレワールドカップとして開催された大会「トゥルノワ・ドゥ・フランス」で地元フランス代表とブラジル代表が対戦。この一戦で伝説のゴールが生まれる。ブラジルが敵陣中央でFKを獲得。ゴールまで約40メートル、キッカーを務めたのがR・カルロスだ。

 R・カルロスはお馴染みの小刻みなステップから一気に加速し、思い切りよく左足を振り抜いた。左足アウトサイドに引っかけた一撃は、現在レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダンらが並んだ壁の横をすり抜けると、そこからあり得ないほどの急カーブを描いてゴール方向へ。名GKファビアン・バルテズが意表を突かれて動けないほどの一撃が決まった。

 フランス誌「SO FOOT」は「『冗談だろ?』と(フランス代表DF)リリアン・テュラムはショックを受けて口にした」と伝えた一方、「それ以来、同じようなゴールは見ていない。まさに一回だけの奇跡」というR・カルロスのコメントも記している。また英メディア「スポーツ・バイブル」は「不可能なFK」と評し、「1997年フランス戦で決めた“物理学に反する”一撃は、彼のベストゴールであり、最も記憶に残るゴールだ」と最大限の賛辞を贈った。

 R・カルロスが決めた一撃は今も語り継がれており、事あるごとに脚光を浴びるなど伝説と化している。現在、新型コロナウイルスの影響で各国リーグは一時中断に追い込まれているが、伝説FKに匹敵するゴールが再開後に生まれるだろうか。

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