今季ブンデス「フェアプレー選手TOP15」を独誌選出 長谷部が1位、“守備の名手”証明

フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】

一つのファウルに要する時間は353分、2位以下に大差をつける

 ドイツのサッカー専門誌「キッカー」が、今シーズンのブンデスリーガにおける「フェアプレー選手トップ15」を発表。フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が1位に輝き、そのクレバーかつクリーンな守備が改めて評価されている。

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 2008年1月にJリーグの浦和レッズからヴォルフスブルクに移籍して以来、ブンデスリーガで13シーズン目を戦う長谷部は、これまでヴォルフスブルクでリーグ優勝1回、フランクフルトでDFBポカール優勝1回を経験。さらに16-17シーズンには、奥寺康彦氏が持っていたブンデスリーガ日本人最多出場記録を更新するなど、海外で活躍するアジア人選手の代表格の1人として不動の地位を築いている。

 そうしたなか「キッカー」誌は、各選手の今季出場時間を総ファウル数で割り、一つの反則を犯すまでに要する時間を算出。その時間の長さによってブンデスリーガ各選手のフェアプレーの度合いを調べた。その結果、長谷部は計1410分の出場時間でファウル数がわずかに4、一つのファウルに要する時間は353分であり、2位のオランダ代表MFジャバイロ・ディルロスン(ヘルタ・ベルリン)の289分、3位のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(バイエルン・ミュンヘン)の276分に大差をつける数字で1位に選ばれた。

 ストライカーやサイドアタッカーが数多くランクインしているなかでの選出であり、さらにオーストリア代表DFダビド・アラバ(バイエルン)やドイツ代表DFマティアス・ギンター(ボルシアMG)といったリーグを代表する守備の名手たちをも上回っていることを考えると、長谷部の1位選出は特筆に値する結果と言えるだろう。今年1月に36歳を迎え、さらにフランクフルトとの契約も6月末で満了となることから去就が注目されている同選手だが、守備における存在感はブンデスリーガでもまだまだ健在のようだ。

 今季ブンデスリーガの「フェアプレー選手トップ15」は以下のとおり(時間は一つの反則を犯すまでに要する時間)。

1位 長谷部誠(フランクフルト) 353分
2位 ジャバイロ・ディルロスン(ヘルタ・ベルリン) 289分
3位 フェリペ・コウチーニョ(バイエルン) 276分
4位 フェリックス・ウドゥオカイ(アウクスブルク) 262分
5位 ダビド・アラバ(バイエルン) 256分
6位 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント) 225分
7位 マティアス・ギンター(ボルシアMG) 219分
7位 ルーカス・クロスターマン(RBライプツィヒ) 219分
9位 ニルス・ペーターセン(フライブルク) 217分
10位 ローラン・ヤンス(パーダーボルン) 209分
11位 セルジュ・ニャブリ(バイエルン) 202分
12位 フィリップ・ラインハート(フライブルク) 195分
12位 ルカ・キリアン(パーダーボルン) 195分 
12位 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム) 195分
15位 カイ・プレーガー(パーダーボルン) 194分

(FOOTBALL ZONE編集部)



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