不完全燃焼のドルトムント香川 後半戦初出場、主力不在で「連携不足はあった」

オーバメヤン2発でインゴルシュタットに勝利も、香川は後半10分に退く

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、30日に行われたホームのインゴルシュタット戦で左インサイドハーフとして先発出場しながらも無得点で、後半10分にベンチへ退いた。チームは2-0と快勝したが、背番号23は連携不足を指摘し、早くも次戦での修正に目を向けていた。ブンデスリーガ公式サイトが伝えている。

 ドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクは大雨に見舞われた。滑るピッチとボールへの適応に苦しみ、前半から選手たちにミスが目立つ展開となった。さらに、主力であるMFマルコ・ロイス、MFイルカイ・ギュンドアンの2人は体調不良のために欠場。左SBとして香川と近い位置でプレーすることの多いDFマルセル・シュメルツァーも、首に問題を抱えて、出場しなかった。

「なかなか思うような戦いができなかった」と試合を振り返る香川は、メンバーの入れ替えによりスムーズなパス交換にも陰りが見られたのでは、との指摘を受けると、「連携不足はあったと思います」と素直に認めていた。

 ウィンターブレイクに胃腸炎を患い、香川にとってはこれが後半戦初出場となった。55分間の出場で、際立つインパクトは残せず、地元メディアからはチームワーストタイの評価も下された。課題の残る後半戦の第一歩に頭を悩ませる部分もあるが、“小さな魔法使い”は体調面の問題はないと言い切った。

 

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