「なんの病気か直感した」 イタリア人DF、新型コロナの症状を告白「精神的に辛かった」
イタリア4部所属のファヴァッリが症状を赤裸々に明かす 「目が焼けるように痛い」
新型コロナウイルスがヨーロッパで大流行している。特に、イタリアでは死者数が発端だった中国を上回る3400人以上で世界最多を記録するなど、世界各地でいまだ収束の目処が立たない状態だ。サッカー界への影響も大きく、ほとんどのリーグが延期や中断となっている。
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イタリア4部のレッジャーナに所属する同国出身の26歳DFアレサンドロ・ファヴァッリは、そのウイルスに感染したひとり。英公共放送「BBC」の電話インタビューに応じた同選手が、その様子を赤裸々に語っている。
イタリア出身のプロサッカー選手では、国内3部ピアネーゼ選手に続く2人目の感染者となったファヴァッリ。症状が自身の体に現れたとき、コロナウイルスだと直感したそうだ。
「3月2日の月曜日、起きたときから具合が良くなかった。熱があったし、頭痛もし、目が焼けるように痛かった。夜、寝ている間にすでに症状が出ていて、悪寒に襲われていたんだ。怪しいと思った。1月にインフルエンザになっていたからね。家族に電話したら、みんな同じ症状が出ていた。数日前に一緒にファミリーディナーをしていたんだ。その時点でコロナウイルスについてはメディアで大きく取り上げられていたし、私の地域でも感染者がいたので、なんの病気なのか直感したよ」
ウイルスを直感したファヴァッリは、すぐに自宅で自主隔離を行ったという。妻ミリアムさんと一緒に住んでいる同選手はドアを閉めて部屋にこもり、食事の際はミリアムさんがドアの前に置いていったそうだ。
「ミリアムには症状はでなかった。彼女にうつしたくなかったよ。食欲もあったけど、一般的な病気と同じように味覚や嗅覚は感じられなかったね。隔離は精神的にかなり辛かった。私はどちらかと言うと社交的な方だし、妻もいて、家族や友人もここに住んでいる。チームメイトとも毎日トレーニングしていたんだ」