EURO&コパ・アメリカ延期の余波 新クラブW杯の2021年開催案が不可、2年遅れで実施か

新フォーマットのクラブW杯は事実上、開催不可能となっている【写真:Getty Images】
新フォーマットのクラブW杯は事実上、開催不可能となっている【写真:Getty Images】

新フォーマット採用が2年遅れることで、レアルとリバプールに影響が出る可能性も…

 世界中に感染が拡大する新型コロナウイルスの影響で、今夏に予定されていた欧州選手権(EURO)や、南米選手権(コパ・アメリカ)が1年間延期された。それに伴い、国際サッカー連盟(FIFA)が主導する新たなクラブ・ワールドカップ(W杯)も影響を避けられなくなっている。

 FIFAはクラブW杯の再編を目指し、2021年夏から参加チーム枠を「24」に拡大しての開催を予定していた。しかし、EUROとコパ・アメリカがこのタイミングに入ってくることで、クラブW杯の開催は事実上不可能になったと言っていい。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、新たなフォーマットの第1回が2023年夏になると報道。そのなかで、欧州からの出場枠は8クラブだったが、最大で12チームに増える可能性があると指摘している。

 また、欧州からの出場チームはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とUEFAヨーロッパリーグでの直近4年間の優勝チームになることが確実視されるため、スタートが2年間遅れることによって、CL出場チームで言えばレアル・マドリードとリバプールが出場権を失う可能性があるという。

 世界中でビッグイベントが軒並みスケジュール変更を余儀なくされている新型コロナウイルスの影響だけに、サッカー界では年単位で様々な計画を見直すことが必要とされている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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