バルサ、大黒柱メッシの契約延長交渉に難航 “残留の条件”はネイマールの復帰のみか
周囲はメッシのバルサ残留を疑わないが… 最高額更新のオファーも金額が鍵ではない!?
バルセロナとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの契約延長交渉が注目している。スペインメディア「エル・コンフィデンシャル」は、メッシが契約延長する条件は、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールの復帰だと主張した。
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メッシとバルサの契約期間は2021年6月までとなっているが、メッシが望むなら今季終了後にクラブを離れられる条項が存在する。しかし、元ブラジル代表MFカカ氏が「レオが他のクラブでプレーするのを見るのは難しい」と語り、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が「彼がバルサでキャリアを終えることを願っている」とコメントしているように、誰もがメッシの残留を疑っていない。
もちろんバルサもメッシとの契約延長を望んでおり、年俸5000万ユーロ(約59億円)で2023年までの延長をオファーしたという。自身が持つサッカー選手としての世界最高額を上回る内容だったが、バルサ幹部への不信感から交渉は進展していない。
バルサは1月にエルネスト・バルベルデ監督を解任し、キケ・セティエン監督を迎えた。メッシはバルベルデ前監督を高く評価していたようで、クラブ幹部が解任を決断したことに不信感を抱いているという。さらに、2月にはSNSを利用したクラブのスキャンダルが発覚し、追い打ちをかける要因となっている。
そのなかで、バルサ愛が薄れていると言われるメッシを引き止める策は、ネイマールをバルサに復帰させることだけと、「エル・コンフィデンシャル」は主張。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとのプレーではメッシは満たされることがなく、公私ともに仲が良いウルグアイ代表FWルイス・スアレスの負傷離脱も、メッシの心の穴は大きくしているという。
バルサは昨夏にネイマール復帰を試みたが、移籍金の高さゆえに交渉を断念した。世界最高の選手を残留させるために再度ネイマールの獲得を検討しているようだが、それが実現できなかった場合、2021年にメッシは移籍金なしでバルセロナを離れるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)