韓国メディアも本田圭佑の“史上初の偉業”に注目 「まさに“挑戦者”という言葉が…」

同僚に祝福されるボタフォゴMF本田圭佑(写真中央)【写真:AP】
同僚に祝福されるボタフォゴMF本田圭佑(写真中央)【写真:AP】

“持ってる男”がボタフォゴデビュー戦でPK弾 初めて5大陸でゴールした選手に…

 ブラジル1部ボタフォゴに加入した元日本代表MF本田圭佑が、現地時間15日のリオデジャネイロ州選手権バングー・アトレティコ・クルーベ戦(1-1)に先発出場した。加入が発表されてから約1カ月半が経過してからの公式戦初出場とあり、注目の一戦となったが、“持ってる男”はいきなり結果を見せた。

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 前半28分、ボタフォゴのFWラファエウ・ナバーロが倒されてPKを獲得。キッカーを任された本田がゴール左隅にきっちり決めた。試合は1-1の引き分けとなったが、この結果に韓国メディアも反応している。

 韓国のスポーツ紙「スポーツ韓国」は、「まさに“挑戦者”という言葉がこれほどよく似合うことはない。アジアでワールドカップ(W杯)最多得点を記録している本田圭佑が、世界のサッカー史において初めて5大陸でゴールを決めた選手になった」と伝えている。

 同紙は「欧州、アジア、北米、南米、オセアニアですべてゴールを決めた選手になった。これでアフリカ大陸を除く、すべての大陸でゴールを決めた初めての選手になった」と、その偉大な記録を称賛している。

 また韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」も、「5大陸でゴールを決めたサッカー史上初めての選手になった」と報じつつ、改めてその経歴についても紹介。「選手としてだけでなく、ビジネスマンとしても活動している。2010年からは3回連続でW杯に出場し、2011年には日本代表のアジアカップ優勝も牽引した。その結果、韓国サッカーファンにも広く知られた選手だ」とし、改めて韓国での認知度、注目度の高さをうかがわせた。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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