「2トップの一角を狙ってもいい」 堂安律、PSVでの“生きる道”を現地番記者が提案

4-4-2システムとの兼ね合いで、他の選手に比べて守備力の落ちる堂安は劣勢と主張

 ブーリンハ記者は、監督交代によって出場機会が減った点に関して、“ファベル監督視点”で理由を推察している。

「この数週間は4-4-2でやっていて、堂安は左利きなので右サイドの候補者。ただ、そこでの問題はイハッターレンだ。最近あまりいいパフォーマンスを見せていないが、ファベル監督からすればイハッターレンは一発で試合をひっくり返せたり、一つのパスで試合を決定することができる存在だから、堂安ではなく彼を起用したい気持ちも分かる。堂安はフローニンゲンの時はそれをできていたかもしれないが、残念ながらPSVに来てからは見せられていない。得点も少ないし、アシストも少ない。守備面など仕事はしているが、試合を決する仕事をしていないんだ」

 ブーリンハ記者は、システムとの相性の影響も大きく、現状ではライバルたちよりも格付けが低くなるのもやむを得ないと話す。

「このシステムの中央でプレーするには、守備的に弱すぎるから候補に上がらない。だから、まず彼が出場するためのオプション(ポジション)が少ない。もしかしたら2トップの一角を狙ってもいいのかもしれないが……。堂安にとっては我慢の時期。それにファベル監督の選択肢もよく分かる。このシステムで考えれば、堂安がどうしてもスタメンから外れてしまう」

 新型コロナウイルスの影響でオランダは直近2節分の試合が延期となり、今後の見通しは不透明だが、堂安としては東京五輪を見据えるうえで、なんとしてもポジション奪回のきっかけをつかみたいところだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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