ジャッキー・チェン!? トーゴ代表FW、一発退場の空手キックが反響拡大「とんでもない」
オリンピアFWアデバヨールのスパイク裏が相手FWコアッチのあご付近を直撃
パラグアイ1部オリンピアのトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールは、現地時間11日に行われたコパ・リベルタドーレスのグループステージ第2節デフェンサ・イ・フスティシア(アルゼンチン)戦で相手選手に危険なキックを見舞い、一発退場となった。本人は自身の公式ツイッターで“弁明”の投稿を行っている。
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2019年12月にトルコ1部カイセリスポルを退団したアデバヨールは、今年2月にオリンピアと契約。この日のデフェンサ・イ・フスティシア戦が移籍後4試合目の公式戦出場となった。
ホームのオリンピアは後半15分にパラグアイ代表DFカルロス・ロロンのゴールで先制したが、同27分に劣勢を強いられることになる。空中のボールを目で追いかけながら、落下点を目指した身長191センチのアデバヨールは勢いよくジャンプ。右足を振り上げたが、スパイク裏が競り合った相手FWエンゾ・コアッチのあご付近を直撃してしまう。コアッチは痛みで顔を押さえてピッチに倒れ込み、しばらく動けず。アデバヨールにはレッドカードが提示され、勝負どころで一発退場となった。
数的劣勢のなか、後半35分に追加点を奪ったオリンピアは2-1でなんとか逃げ切った。アデバヨールは翌日、自身のツイッターで「素晴らしいチームスピリッツ、素晴らしい勝利だった。ジャッキー・チェン・チャレンジで早くピッチを去ることになったのは残念だった。相手を傷つける意図は決してなかったし、彼が大丈夫だと嬉しい」とアクションの名手ジャッキー・チェンの名前を引き合いに出して弁明した。
英ラジオ局「talkSPORT」は「エマニュエル・アデバヨールは“ジャッキー・チェン・チャレンジ”で退場」と見出しを打ち、「アデバヨールは、コパ・リベルタドーレスのデフェンサ・イ・フスティシア戦でとんでもない空手キックを繰り出して退場となった。アデバヨールはすぐに自分の過ちに気づき、両手を挙げたが、レフェリーからの同情はなかった」と伝えている。
アデバヨールは複数試合の出場停止処分を受ける可能性が指摘されており、その行方も注目を集めることになりそうだ。