4年に一度開催のEURO、新型コロナウイルスの影響で開催延期の可能性を伊紙が指摘

欧州12か国で分散開催するEURO2020【写真:Getty Images】
欧州12か国で分散開催するEURO2020【写真:Getty Images】

5月末までにリーグ戦を終わらせることが難しい国が増え始め、EURO延期の可能性も…

 今夏は五輪と同じく4年に1回開催される欧州選手権(EURO)が、大会史上初めて欧州各国で横断的に開催される予定となっている。しかし、欧州でも感染拡大を見せる新型コロナウイルスの影響を受け、延期の可能性が浮上しているという。イタリア紙「イル・マッティーノ」が報じている。

 現在、新型コロナウイルスの感染者はイタリアが欧州でも最多だが、ドイツやフランスも400人から500人規模の感染者を発表。そうした状況に、各国のリーグは延期や無観客試合といった決断を取り始めていることから、5月末までにシーズンを終了させることが難しくなりつつあるリーグも存在する。

 一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)もまたこの状況を深刻に捉え、夏のEUROを延期する可能性を検討し始めたという。記事では、「選手の誰かがコロナウイルスに陽性反応を見せたならば、全員の検疫が必要になる」とし、選手だけでも500人以上が参加する大会を各地で分散開催することによる難しさもあると指摘した。

 現在、今夏に開催の東京五輪についても開催の是非について様々な意見が出されているが、欧州サッカーの頂点を決めるEUROもまた今後の状況次第で難しい判断を迫られることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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