チャイナマネーの威力がプレミア王者に直撃 上海上港がチェルシーのナイジェリア代表ボランチにオファー!
ヒディング政権で全試合先発出場のMFミケルに白羽
チャイナマネーの欧州トッププレイヤーへの強襲が止まらない。英紙「デイリー・メール」は、チェルシーのナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルに中国1部・上海上港が獲得オファーを出していると報じている。
イングランド代表などで監督を務めたスウェーデン人の名将、スベン・ゴラン・エリクソン氏が指揮を執る上海上港は、アジアチャンピオンズリーグのプレーオフへの出場権を獲得している。中盤の強化を図るためのオファーとみられ、移籍金は600万ポンド(約10億円)、ミケルには手取り週給6万ポンド(約1000万円)で、約5億3000万円の年俸を提示しているという。
ミケルは188センチの長身と恵まれた体格を持つ中盤のフィジカルモンスターで、今季のチェルシーではジョゼ・モウリーニョ監督には重用されなかったものの、フース・ヒディンク監督に交代してからはスタメン出場を続けている。
その一方で、中国クラブはこうした好条件でスターを引きつけてはいるが、給与の未払い問題や、契約交渉のドタキャンなどで物議を醸している。中国1部の江蘇蘇寧は今冬の移籍市場において、特にイタリアで大きな波紋を広げている。
ACミランのブラジル代表FWルイス・アドリアーノと移籍金1500万ユーロ(約20億円)、年俸800万ユーロ(約11億円)で合意し、中国へメディカルチェックに向かった。江蘇のマフラーを満面の笑みで掲げる写真も掲載されたが、その後現地で事態は急転。合意していた年俸を土壇場で変更されたために、アドリアーノはイタリアへ戻った。
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