チェルシーFWジルー、殊勲の“不遇GK”をMOMに推奨 「彼の状況は僕に似ていた」

リバプール戦でジル―(右)が称賛したのはGKケパだった【写真:Getty Images】
リバプール戦でジル―(右)が称賛したのはGKケパだった【写真:Getty Images】

守護神アリサバラガの先発復帰を祝福「ケパの活躍が嬉しかった」

 チェルシーは現地時間3日に行われたFAカップ5回戦でリバプールに2-0で勝利した。この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)には、18歳のMFビリー・ギルモアが輝いているが、フランス代表FWオリビエ・ジルーは、別の選手がMOM受賞にふさわしいと考えているようだ。英紙「メトロ」が報じている。

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 ジルーが称賛したのは、リバプール戦で先発に復帰したスペイン代表GKケパ・アリサバラガだった。ケパは今年1月末から、元アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロに先発の座を譲り、6試合連続で出場機会を与えられていなかった。

 ブラジル代表MFウィリアン、イングランド代表MFロス・バークリーのゴールで勝利したチェルシーだが、ケパはセネガル代表FWサディオ・マネ、日本代表MF南野拓実、ベルギー代表FWディボック・オリギのシュートを3連続で止めるなど、チームの無失点に大きく貢献した。

 ジルーは「ケパの活躍が嬉しかった」と試合後に伝えたことを明かし、「彼はマン・オブ・ザ・マッチにふさわしかった。なぜなら彼は何度かのチャンスで僕たちを助けてくれた。彼とウィリーの間には、フェアな競争がある。彼らは2人とも真剣にトレーニングに取り組んでいるからね」と語った。

 ジルーも一時期、フランク・ランパード監督から冷遇され、満足な出場時間を与えられていなかった。そうした過去を振り返り、「彼の状況は僕に似ていた」と分析する。

「チームにとって戦えること、決定的なことができると示すチャンスを得た時、それを生かさないといけない。誰もが最高の状態で、準備ができているべきなんだ。彼はタフな人間で、とても大人しい。彼は(メンバー落ちについて)何も言わなかった。彼の落胆は理解できた。でも、監督の決断は尊重しないといけないからね。チームに戻るため全力を尽くさないといけない。彼はリバプール戦で良くやったし、それが答えだと思うよ」

 試合後、ランパード監督も「ケパの働きには本当に喜んでいる。すべての選手はプレーすることを望んでいて、GKは他のポジションよりも精査されるからね」と、賛辞を送った。

 チェルシーはリーグ首位を独走するリバプールを撃破し、今後の戦いにも勢いが付きそうだ。

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