110分に覚醒した手倉森ジャパンの背番号10 中島が指揮官に恩返しの鮮烈2発

手倉森監督への感謝「自分が出てない時も呼んでくれた」

 この手倉森ジャパンにあって中島は、チームの立ち上げの時から指揮官の絶大な信頼を受けてきた。「自分が試合に出ていないときも呼び続けてくれたので、絶対にオリンピックに連れて行きたいですし、オリンピックで一緒に戦いたいです」と語るように手倉森誠監督への恩返しの気持ちは強い。

 「嬉しかったけど、次の試合に切り替わっているので、次にもっといい試合ができるようにしたい」

 すでに視線は26日の準決勝に切り替わっている。このゲームに勝利すれば、サッカー男子日本代表は1996年のアトランタ大会から続く五輪6大会連続出場を続けることができる。

「今日は90分で何もできなかったので、次は90分で自分がゴールなりアシストなりをして、勝って決められるようにしたい」

 エースナンバーを背負うアタッカーは力強く言い切った。中島のテクニックと得点力が、手倉森ジャパンをリオの舞台に導いていく。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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