あわや顔面直撃… 危険な“空手キック”を海外メディア非難「とんでもないキック」
メキシコ1部ティグレスのエクアドル代表FWバレンシアが危険なプレー
メキシコ1部で生まれた衝撃のラフプレーが反響を呼んでいる。ティグレスに所属するエクアドル代表FWエネル・バレンシアがサントス・ラグーナ戦で相手選手に“空手キック”を繰り出し、海外メディアから「とんでもないキック」と批判を浴びている。
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ティグレスは後期リーグ戦第6節サントス・ラグーナ戦に敵地で臨んだが、前半40分に先制点を奪われると、後半21分にも失点。同32分に元フランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャックが1点を返したものの、1-2の敗戦を喫している。この試合で物議を醸しているのが、ティグレスのFWバレンシアが見せたラフプレーだ。
0-0のまま10分が過ぎた頃、空中のボールをヘディングでクリアしようとしたサントス・ラグーナDFウーゴ・ロドリゲスに対して、バレンシアは足を上げて飛び蹴りのような形で接近。ロドリゲスはボールを頭でクリアしたが、遅れて入ったバレンシアの右足が肩を直撃した。スパイクの裏が入る形となり、非常に危険なプレーとなっている。
米スポーツ専門局「ESPN」は「エネル・バレンシアの空手キックが相手の顔面に向かって炸裂し、エクアドル人は非難を浴びている」として、このラフプレーを報道。また、中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」は「サントス対ティグレス、エネル・バレンシアのとんでもないキック」と見出しを打ち、「面白いのは、レフェリーがただ注意するだけに留まったことだ」とカードすら出されない判定に異議を唱えていた。
不幸中の幸いと言うべきか、ロドリゲスに怪我はなく、フル出場で勝利に貢献している。ボールへの執着心が原因なのは確かだが、大怪我につながりかねないラフプレーには、現地メディアも厳しい目を向けているようだ。