本命はミランの本田ではなく悪童!?  ウェストハムが移籍金17億円で交渉開始か

キャロル負傷でストライカー緊急補強へ バロテッリに照準を定める

 ACミランの日本代表FW本田圭佑の獲得に乗り出していると報じられてきたプレミアリーグのウェストハムだが、彼らには別のターゲットが存在したようだ。英地元紙「ブレントウッド・ガゼッタ」は、ウェストハムがミランのイタリア代表FWマリオ・バロテッリ獲得に乗り出していると報じている。

 ウェストハムは元イングランド代表FWアンディ・キャロルが故障したため、現時点で負傷していないストライカーはエクアドル代表FWエネル・バレンシアのみ。補強が必要となり、スラベン・ビリッチ監督はイタリアの問題児に照準を定めたという。移籍金は1000万ポンド(約17億円)と報じられており、悪童の保有権を持つリバプールと交渉することになる方針だ。

 バロテッリは今季開幕時にリバプールから期限付き移籍でミランに加入した。昨季の不振とピッチ外での素行不良により、ブレンダン・ロジャース前監督から戦力外とされていた。そして、レンタル料ゼロに加え、年俸の大部分もリバプールが負担するという”お払い箱状態”で古巣ミランに復帰していた。

 ミランでは鬼軍曹と呼ばれるシニシャ・ミハイロビッチ監督の指導によりバロテッリは改心したが、股関節の故障で復帰が長引き、手術に踏み切っていた。先日、戦列に戻ったばかりだった。

 第21節終了時点でリーグ5位と好調を維持するウェストハムにとっては、チームの浮沈を左右する緊急補強となる。ミランからプレミアに上陸するのは本田ではなく、バロテッリかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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