「南野は今後改善されるが…」 リバプールの“懸念選手”を英紙が名指し「悪性の不発だった」

リバプールFWディボック・オリギ【写真:Getty Images】
リバプールFWディボック・オリギ【写真:Getty Images】

スーパーサブのオリギ、低調なパフォーマンスに警鐘「出場権利を主張するチャンスだった」

 リバプールは現地時間26日、FAカップ4回戦で3部シュルーズベリーと対戦し、2-2と引き分けた。先発出場した日本代表MF南野拓実は先制点に関与したものの、主力を温存したリバプールは2点のリードを守り切れず、格下相手に再試合が決定している。英メディアは「南野は今後時間とともに改善されていく」としたうえで、「オリギは悪性の不発だった」と警鐘を鳴らしている。

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 1月1日付けでリバプールに加入した南野は、5日に行われたFAカップ3回戦エバートン戦(1-0)で公式戦デビュー。また、23日に行われた第24節ウォルバーハンプトン戦(2-1)では、前半33分に負傷したセネガル代表FWサディオ・マネと交代し、リーグ戦初出場。投入と同時に4-4-2へシステム変更され、前半に左サイドハーフ、後半に右サイドハーフに入っていた。

 シュルーズベリー戦では4-3-3システムの最前線に配置された。リバプールは前半15分、後半1分にゴールを奪い2点のリードを得るも、同20分に与えたPKを決められると、同30分に同点弾を奪われ、格下相手にまさかのドロー。過密日程のなかで再試合を余儀無くされた。南野も影響力が乏しかったため、現地では低評価が目立っている一方、英地元紙「リバプール・エコー」は「南野がヒントを残した」と取り上げている。

「フィルミーノ役に戻った南野は、前半の動きはシャープに映った。特にシュルーズベリーの守備網とラインの間に落ちてくるプレーは、ザルツブルクで最高の仕事を果たしていた時の動きだった」と、南野がリバプールで生きるタスクを徐々に見出し始めていると強調している。

 一方、「南野は今後時間とともに改善されていくだろうが、彼の横に並んでいたオリギは悪性の不発だった。マネの長期離脱が懸念されるなかで、出場権利を主張するチャンスだった」と、スーパーサブの役割を担うベルギー代表FWディボック・オリギがパフォーマンスの低迷から抜け出せない状況に警鐘を鳴らしていた。プレミアリーグで首位を独走するリバプールだが、バックアップには多少の問題を抱えているようだ。

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