本田圭佑、新クラブ運営の“構想”明かす オーナー権限での決定は「ほぼ一切しない」と明言

新クラブ「One Tokyo」のトライアウトに姿を現した本田圭佑【写真:Football ZONE web】
新クラブ「One Tokyo」のトライアウトに姿を現した本田圭佑【写真:Football ZONE web】

「One Tokyo」立ち上げに伴うトライアウトを実施し、取材に応じる

 元日本代表MF本田圭佑は2020年の新たなチャレンジとして新クラブ「One Tokyo」の立ち上げを発表した。24日には最初の選手選考トライアウトが行なわれ、100人超の選手が参加した。本田は「僕が権力を発揮して何かを決めるということはほぼ一切しない」とのスタンスを示し、“リアルサカつく”で目指すクラブのビジョンを明かした。

 本田は今月14日、自身のツイッターで「2020年、本田圭佑、サッカークラブをみんなと一緒に創り上げるためゼロから立ち上げます」と投稿し、大学生の奥山大さんが運営を務める「One Tokyo」という新クラブの立ち上げを発表した。24日には東京都調布市のアミノバイタルフィールドでトライアウトが行なわれ、本田も姿を見せた。

 メディアの取材に応じた本田は「One Tokyo」立ち上げのきっかけについて「以前から東京でもクラブを作りたいという思いがあり、構想は3、4年くらい前からもっていた。あるクラブを買収しようと動いたこともありましたが、色々考えていくとゼロから作るのが一番いいんじゃないかという考えに至った」と語った。

 本田はこの「One Tokyo」についてクラブ公式サイトで人気のサッカークラブ経営シミュレーションゲームにちなんで「リアルサカつく」と表現している。肩書きの上でも自身がオーナーとなるが、「基本的に僕が権力を発揮して何かを決めるということはほぼ一切しない」と断言。ファンと一体となって作り上げる全く新しいクラブの構想を明かしている。「僕にはサポーターとして、ファンとして投票権があります。僕は一票を持っている。みなさんも一票を持っている。それで物事を決めていく形にしたい」と呼びかけた。

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