リバプールOB、古巣の“スター育成力”称賛 「買っているのではなく、作り出している」
キャラガー氏はリバプールが「最高の選手を買っているわけではない」と主張
リバプールのレジェンドである元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が、獲得した選手をスーパースターに成長させる古巣と、選手へ良い影響を与えているユルゲン・クロップ監督を称賛している。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が伝えた。
昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たしたリバプールは近年、獲得した選手の最大限の力を引き出すことに成功している。キャラガー氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、古巣のリクルート力に感心していると語った。
「(スコットランド代表DFアンドリュー・)ロバートソンはハルから来て、(オランダ代表MFジョルジニオ・)ワイナルドゥムはニューカッスルで2部に降格していた。(エジプト代表FWモハメド・)サラーはチェルシーにいたし、(セネガル代表FWサディオ・)マネもプレミアリーグにいた。彼ら(リバプール)は世界最高のクラブに行って、最高の選手たちを買っているわけじゃないんだ。選手を買うことは悪くないが、問題はその選手たちとどうやっていくかだ。我々は時に、そのことを忘れてしまう。選手を手にしたのならば、その選手を成長させなければならない」
そして、キャラガー氏はドイツ人指揮官の手腕も高く評価している。
「ユルゲン・クロップは監督としての仕事において、そのこと(選手を成長させること)を十分に認知されていないと思う。リバプールはスーパースターを買っているのではなく、作り出しているんだ」
レジェンドも絶賛する“育成力”を持つリバプールには、今冬の移籍市場でオーストリア1部ザルツブルクから日本代表MF南野拓実が加入。新たにチームメイトとなったマネとギニア代表MFナビ・ケイタは過去にザルツブルクでプレーした経験がある。
果たして、南野はクロップ監督の下で“先輩”らのようにスター選手への階段を駆け上がることはできるのか。これからの成長に注目したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)