浦和内定の青森山田MF武田、殊勲のダイビングヘッド弾を解説 「らしくない(笑)」

浦和レッズに内定が決まっている青森山田MF武田英寿(写真は開会式のものです)【写真:Football ZONE web】
浦和レッズに内定が決まっている青森山田MF武田英寿(写真は開会式のものです)【写真:Football ZONE web】

豪快な一撃での得点に笑顔「ゴールでチームに貢献できて良かった」

 J1浦和レッズ入りが内定している青森山田(青森)のMF武田英寿は、5日に行われた第98回全国高校サッカー選手権の準々決勝・昌平(埼玉)戦でダイビングヘッドで今大会3点目を挙げた。ダイナミックに飛び込んだ一撃を「らしくないゴールでしたね」と笑顔で振り返った。

 青森山田は前半19分までに2点を奪うと、ハーフタイム前のラストプレーになったアディショナルタイム2分だった。左サイドからMF浦川流輝亜がアーリークロスを上げると、ニアサイドの競り合いを抜けたところに走り込んだ武田は、そのままダイビングヘッド。結果的に後半2失点して3-2の勝利だっただけに、黒田剛監督も「あの1点が大きかった」と話すものになった。

 ここまでの2試合は相手がロングボールを多用するタイプだったこともあり、2トップの一角に入っている武田にはボールタッチの回数がそれほど多くなかった。そのなかでも非凡なプレーを見せていたものの、昌平戦は互いにボールをつないで攻撃を組み立てる状況になったこともあり、その攻撃センスは光った。ボール際の争いで駆け引きしながらマイボールを確保する技術や、懐の深い切り返し、足首の柔らかさで相手の逆を取るボールタッチなど、随所にその技術の高さがあった。

 武田はテクニカルなタイプを自認しているのか、豪快な形になった自身のゴールには「自分からサイドに展開して、相手のボランチがあまり付いてこないのでゴール前まで行こうと。でも、らしくないゴールでしたね」と笑顔。「ゴールでチームに貢献できて良かった」と語った。

 準決勝からは、高校生活を終えれば“ホーム”となる埼玉スタジアムが会場になる。昨年からのレギュラーだけにその経験を踏まえ、「まずは去年と同じ埼スタに帰れてほっとしていますけど、準決勝からは観客も一気に増えて、雰囲気もまったく違ったものになる。去年の経験を生かして、周りを落ち着かせられるようにしたい」と、空気感の違いを口にした。

「プレミア(高円宮杯プレミアリーグ)も埼スタでは負けてないですからね。2試合勝って、優勝したいです」

 浦和入りも含めて大会前から注目が集まった武田だが、その期待に連覇という最高の形で応えるまであと2勝。そのプレーにはより大きな注目が集まるはずだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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