痛恨ミスで失意のダンディーU初陣となった川島 同僚の豪州代表DFは新守護神を擁護

傷心の川島を慰めるマクゴーワン

 ダンディー・ユナイテッドの日本代表GK川島永嗣は、2日に行われた敵地ダンディー戦で新天地デビューを果たしたが、痛恨のクリアミスで同点弾を献上。1-2の敗戦の一因となったが、同僚は失意の船出となった守護神を擁護していると、地元紙「クーリエ」が報じている。

 半年間の浪人生活を乗り越え、待望の新天地デビューを果たした川島は、いきなり痛恨のミスを犯した。1点リードで迎えた前半41分、右サイド寄りの地点から蹴り込まれた相手のFKに対し、飛び出してパンチングを試みた。だが、ボールを弾き返せずに相手FWケイン・ヘミングスの目の前に落としてしまう。この絶好の“アシストパス”に乗じたヘミングスは、左足で豪快な同点ボレー弾を叩き込んだ。

 このミスで勢いを失ったチームは逆転負けを喫した。同僚のオーストラリア代表DFライアン・マクゴーワンは傷心の川島を慰めた。

「こんなビッグゲームに出番が来て、彼はとてもいいプレーを見せたと思う。彼は僕たちにとって大きな補強になると思う。多くの経験値を持ち、チームに存在感を与えている。残りのシーズンで活躍してくれるだろう」

 失点に関与した川島は地元メディアから技術的なミスと酷評された。ミクス・パーテライネン監督は川島ら守備陣に「鏡を見つめ直せ!」と激怒していた。それでもマクゴーワンは、15日に迎えるかつて中村俊輔(横浜FM)が君臨した王者セルティック戦以降の活躍に期待していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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