本田の新ライバルがミランに正式加入 新旧「10」番の定位置争い勃発

ボアテングはボローニャ戦から出場可能

 ACミランに練習参加していた元ガーナ代表MFケビン=プリンス・ボアテングが、正式に古巣への復帰が決まった。昨年12月にシャルケとの契約が満了。セリエA公式サイトは、ミランへの選手登録が完了したと伝えた。これで6日のボローニャ戦から起用が可能となる。
 現在28歳のボアテングは、2010年から14年までミランに在籍。トップ下だけでなく、サイドや守備的MFもこなし、日本代表MF本田圭佑が加入する前まで背番号「10」を背負っていた。ミランでは通算100試合に出場して17得点、11年にはスクデット(セリエA優勝)獲得に大きく貢献した。すでにミランの練習に参加しており、正式加入は冬の移籍市場の開幕を待つだけの状況だった。
 また、ミランは前線の人員整理のためにスペイン人アタッカーのMFスソを期限付き移籍でジェノアへ放出。イタリア代表アレッシオ・チェルチについても同様にジェノアへの移籍で合意に至ったと報じられている。本田にとってはライバルたちの移籍でレギュラー奪取へ光が差したが、背番号10の前任者という新たなライバルが登場。今後も激しいポジション争いが繰り広げられそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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