名将ベンゲル、“教え子”のアーセナル監督就任報道に言及「素晴らしい未来があると確信」
低迷するアーセナル、37歳のOBアルテタ氏の監督就任が秒読みと報道
イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルは、クラブOBで現在マンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントコーチを務めるミケル・アルテタ氏の監督就任で合意していると報じられているが、元指揮官のアーセン・ベンゲル氏がアルテタ氏について話している。英紙「デイリー・メール」が報じた。
ベンゲル氏はアーセナルで長期政権を築いた。そのため、もちろんアルテタ氏も重要な戦力として起用してきた教え子でもある。ベンゲル氏は「最後のスピーチでも言ったように、私はアーセナルのサポーターだ」としたうえで、次期監督への就任が秒読みとされているアルテタ氏について語った。
「私はアルテタには素晴らしい未来があると確信している。彼はアシスタントコーチとして多くのことを学んだ。彼にトップレベルの経験がないことに対処する必要があり、クラブの良い環境が欠かせない。アーセナルは困難な時期を迎えていて、多くのサポーターと同様に私も苦しんでいる。現時点では、今の監督であるフレドリック・ユングベリをサポートしているし、アルテタが監督になった時に、アルテタをサポートする」
アーセナル時代のアルテタ氏は、名将ベンゲル氏の下でFAカップを2回、コミュニティシールドを2回制した。アーセナルの“イズム”を知るものの、経験が足りないことは明白な37歳のアルテタ氏の監督就任には、クラブの全面的なバックアップが欠かせないとベンゲル氏は警鐘を鳴らす。もっともその根底には、アーセナルと教え子に輝ける未来が待っていることを望む心情があるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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