ドルトムントが司令塔を断固慰留へ “香川親友”の獲得オファーを全面拒否
後半戦へ最高の追い風
ドルトムントが、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに対するイタリア王者ユベントスなどからの獲得オファーを全面拒否する方針を固めた。イタリア移籍専門サイト「ジャンルカ・ディマルツィオ」が伝えた。
日本代表MF香川真司の親友としても有名なギュンドアンには昨夏、バルセロナなどへの移籍話も浮上していた。そして、この1月の移籍市場でも人気銘柄となっていた。イタリアの地元紙は、ユベントスが3000万ユーロ(約39億円)の移籍金で正式オファーを出すと報じていた。王者は、今季リーグ序盤、苦しみながらも4位にまで順位を浮上させた。ただし、 開幕前にインテルから獲得したトップ下のエルナネスのパフォーマンスに首脳陣は満足していないようだ。マッシミリアーノ・アッレグリ監督や、ファビオ・パラティチ強化部長、パベル・ネドベド副会長も、中盤のタレント獲得は急務と考え、高く評価するギュンドアンに対し、39億円の高額オファーを準備。マンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦に全力を注ぐ構えだとリポートされていた。だが、ドルトムントは放出拒否の姿勢を貫くという。
「移籍金すら設定しない」とも伝えられており、ドルトムントは正確なパスで攻撃を組み立てる司令塔を断固慰留の構えの様子だ。
ドルトムントは、すでにボルシアMGにベンチメンバーだったMFヨナス・ホフマンを放出したばかり。ファンタスティック 4と呼ばれる香川、FWオーバメヤン、MFロイス、ムヒタリアンの攻撃ユニットを支えるテクニシャンの残留は、後半戦のドルトムントのさらなる躍進に追い風となりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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