監督解任のPSV堂安律に朗報 フローニンゲン時代の“恩師”が暫定監督に就任
ファン・ボメル監督が成績不振で解任 暫定監督に元フローニンゲン指揮官のファベル氏
日本代表MF堂安律が所属するオランダ1部PSVは16日、マルク・ファン・ボメル監督を解任し、エルネスト・ファベル氏が暫定監督を務めることを発表した。ファベル氏は2018年からPSVのアカデミーダイレクターを歴任。16年から18年まではフローニンゲンを率いていた。17年夏にガンバ大阪からフローニンゲンへ移籍した堂安にとっては、再び“恩師”が就任することとなる。
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国内屈指の強豪PSVは今季、リーグ17試合を終えて9勝4分4敗。首位のアヤックスとは勝ち点10差の4位にとどまっており、UEFAヨーロッパリーグ(EL)でもグループステージで敗退した。15日に行われた前節フェイエノールト戦では堂安が右サイドで先発するも、ノーゴールに終わり1-3で完敗。この結果を受けて、クラブはファン・ボメル監督の解任に踏み切った。
同日、今季の暫定監督として発表されたのがファベル氏。12年から15年までPSVアシスタントコーチを務めていたファベル氏は昨季、アカデミーダイレクターとして復帰した。15-16シーズンはNEC、16年から18年までの2季はフローニンゲンを率いており、17年夏にG大阪からフローニンゲンに移籍した堂安を指導。加入1年目だった堂安を主力として起用し、加入1年目から公式戦10得点の活躍を呼んだ。
選手に対してとことん向き合うタイプの指揮官であり、当時19歳だった堂安に「リツ、私も日本語を覚えたい。右、左、前、後ろは日本語でなんて言うんだ?」と聞くほどだった。
ここまで主力に定着し、14試合3得点の堂安にとっては恩師の就任は朗報。オランダの地で大きく羽ばたいた堂安は、恩師の下で再び輝きを放つことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)